少林窟開山
大顕欓隠老大師
だいけんとういんろうだいし
老大師七十歳の時、当地で撮影された尊像です。
東大医学部を次席で卒業。医師として勤務。流行を極めたコレラの治療に従事する因み、人生の無常を感ずる。安芸国仏通寺・香川寛量老師に参じ、たちまち一隻眼を具す。その後、医業のかたわら南天棒に師事する。南天棒に印可されるも、尚、足れりとせず、只管打坐し、四十歳の時、虎渓山にて大悟徹底。臨済、曹洞をまたにかけて令名を馳せ、「菩提心居士」と称されました。その後、六十歳を機に原田祖岳老師を授業師として出家得度し、大法を担って立たれました。
少林窟道場は、老大師菩提心の結晶です。
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